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SPring-8講習会

<放射光による応力評価>

主催 (財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
共催 SPring-8利用推進協議会研究開発部会応力測定研究会
ひょうご科学技術協会
協賛 日本機械学会
日時 2002年10月11日(金) 10:00〜17:00
会場 神戸クリスタルタワー クリスタルホール(3階)(地図)
神戸市中央区東川崎町1-1-3 Tel:078-371-9530

第3世代放射光設備SPring-8の高輝度, 高エネルギー(極短波長) の高品位X線(放射光)を利用して, 基礎科学から産業応用にわたる 広い分野で, 半導体, 金属, セラミクス, 高分子や生体を含む, あらゆる物質のミクロな構造と機能が解明されつつあります。
この講習会は, SPring-8の高品位X線を適用して, 材料の表面・ 界面・内部の応力を詳細に評価する方法に関するもので, 構造材料の破壊, 腐食のメカニズムを把握し, 寿命の正確な予測法を 確立することで, 新しい金属材料, 高機能な複合材料の開発, 材料の表面改質などに役立てることを目的とした分野で 活用してもらうことを目的としています。
講習会においては, 放射光による応力測定の基礎・原理から, 現在適用が進みつつあるいくつかの分野毎に, 実験・評価法と 放射光活用のメリットや様々な応用事例, 成果について, 経験豊富な 講師の方々がわかりやすく解説します。 放射光を利用することによって, 現状技術のブレークスルーを図るべくご検討中の方々, ご関心のある多くの方々の参加を期待します。
(この講習会は日本機械学会「放射光応力評価研究分科会(P-SC327)」が企画しました)


プログラム
10:00〜
10:15
SPring-8と応力評価について
古池 治孝(JASRI)
SPring-8の現状, 応力測定への役割, 測定ビームラインなどについて紹介する。 また, 放射光による応力評価を目的とした機械学会の研究分科会の活動状況を報告する。
10:15〜
11:15
講習1 放射光による応力測定の基礎
秋庭 義明(名古屋大学)
X線を用いた一般的な応力測定法の基礎について簡単に述べるとともに, 放射光の特徴, およびそれを利用した応力測定法について説明する。ついで, ショットピーニングによって表面処理された鋼板中の残留応力分布測定を例にとって, 実際のデータの解析および評価方法についてまとめ, 測定を実施する上での注意点に ついて言及する。
11:15〜
12:00
講習2 金属微小領域の応力評価への適用
松永 久生(九州大学)
X線を用いた金属材料微小部の応力測定について過去の研究例を述べ, 問題点を明らかにする。また, SPring-8の放射光を用いておこなった チタン合金表面の直径約1〜2mmの領域内における応力分布の測定例をもとに, 実験装置, 実験方法, 注意点について説明する。
12:00〜
13:15
昼食
13:15〜
14:00
講習3 セラミクスの亀裂評価への適用
坂井田 喜久(静岡大学)
SPring-8の放射光を用いた微小部X線応力測定の可能性と問題点について, セラミクスのき裂近傍の応力測定例をもとに説明する。 また, 100μm以下の空間分解能で応力測定する場合の注意点や評価方法に ついてもふれる。
14:00〜
14:45
講習4 薄膜の応力評価への適用
英 崇夫(徳島大学)
薄膜試料の場合, (1)結晶が優先配向し, ランダム方位の多結晶試料で 観察されるような任意の方位に対する回折線が得られないこと, (2)薄膜の厚さが薄く十分な回折強度が得られないことなどが原因で, 特に1μm以下の膜に対する応力測定は通常のX線装置では不可能である。 放射光の高輝度特性, 高指向性, 単色性の特長を利用して, TiNおよびTiAlN薄膜の残留応力測定の結果を説明する。
14:45〜
15:05
(コーヒーブレイク)
15:05〜
15:50
講習5 コーティングなど表面改質評価への適用
鈴木 賢治 (新潟大学)
遮熱コーティング膜の残留応力分布解析例を中心に解説する。 プラズマ溶射した材料の同定およびリートベルト解析の重要性について説明した後, 高エネルギーX線の大きな透過性を利用して, トップおよびボンドコーティングの 残留応力測定例および高温測定例を紹介する。
15:50〜
16:20
放射光による応力評価の研究, 応用動向
田中 啓介 (名古屋大学)
第3世代の放射光源は, SPring-8の他に, ESRF, APSがあるが, これらの光源を用いた応力評価の研究は, 欧米においても盛んになってきている。 特にESRFではFaME38のプロジェクトが立ち上がり, 急速に進展する状況にある。 ここでは, 海外の研究も含めて最新の放射光による応力評価に関する研究, および応用例を述べるとともに, 放射光を用いた応力評価の今後の発展および応用を展望する。
16:20〜
17:00
総合討論

定員 60名(聴講無料, 定員になり次第締め切ります)
申込方法 締め切りました
申込締切 9月27日(金)
(締め切り後の申込みは上記に連絡下さい)
問合せ先 (財)高輝度光科学研究センター
所長室 産業利用グル-プ(竹内)
TEL:0791-58-0947, FAX:0791-58-0948
e-mail:takeuchi@spring8.or.jp