産業応用・利用支援グループ タイトル
SPring-8研修会
<医薬品など有機化合物の粉末回折法を使った構造解析>

概要

 従来、医薬品・有機化合物の合成や製剤に関わる構造は、十分な大きさの単結晶構造解析で研究を行なってきましたが、 単結晶が得られないままに十分な構造情報をもてないこともありました。
 しかしながら、最近の粉末回折装置の開発と解析ソフトウエアの進歩から、大きな単結晶を準備しなくても粉末試料のみによる構造研究が進んできています。 このような粉末回折法による構造解析の最前線を理解してもらうために、実験室およびSPring-8の粉末回折装置の紹介およびソフトウエアの進歩の概要について勉強し解析実例を紹介する機会を設けました。
 研修会では、参加者が過去に構造研究の対象とした粉末試料の中から、それらの測定データや解析結果を公開できるものを選んでSPring-8の大型ギニエカメラを用いて粉末回折データ測定実験を行い、 そのデータ処理のデモンストレーションを行なう予定です。
 尚、X線粉末構造解析の実際例に触れている方が少ないことを考慮にいれて、研修会を2段階に分けて行うことに致しました。

日時

【第1回】2004年3月17日(水) 13:30 〜 22:00
        有機化合物粉末X線結晶構造解析について−概要説明

【第2回】(4月26日から28日の間の1日、概要(案)を下記する。詳細は第1回終了後に同HPで公開予定)
       有機化合物粉末X線結晶構造解析について−実験結果の比較検討
       (1回目で測定したデータの構造解析結果を用いて議論する予定)

会場 大型放射光実験施設 SPring-8
講義 :中央管理棟1F 講堂
研修 :BL40B2
内容
【第1回】有機化合物粉末X線結晶構造解析について−概要説明
3月17日(水) 講義:13:30 〜 16:40
13:30-13:50 1)粉末法構造解析の世界的動向 虎谷 秀穂(理学)
13:50-14:10 2)放射光利用の装置仕様 植木 龍夫(JASRI)
14:10-15:10 3)粉末構造解析方法の概要説明(各々30分)
 (Indexing, Profile fittingなど) 虎谷 秀穂(理学)
 (Direct method, SA, GA法など) 植草 秀裕(東工大)
15:10-15:30 (休 憩)
15:30-16:10 4)統合ソフトウエアを用いた構造解析例について 紹介
 実験室装置利用例 藤縄 剛(理学)
 放射光利用例 三浦 圭子(JASRI)
16:10-16:40 5)見学
<食事・宿泊手続き>
  (実習デモに参加希望の方は、必ず宿泊手続きを行なって下さい)
3月17日(水) 実習デモ:19:00 〜 22:00
19:00-22:00 測定希望を含めて代表的なサンプルについて、粉末X線回折データを測定する

測定希望サンプルの中から、結晶格子の大きさ、分子の自由度、単結晶データの有無によって、選択する予定です。 場合によっては、測定温度変化条件下(100K, 35Kなど)でも測定可能です。
(最小限でも10種類程度は測定する予定)

予告 第2回の参加募集は4月初め頃に行う予定です。
【第2回】有機化合物粉末X線結晶構造解析について−実験結果の比較検討 (案)
講義のみ:<4月26日〜4月28日の間の1日のみ、13:30 〜 17:00>
概要(案)

1)第1回(3月17日)研修会時の実験結果−概要説明

2)詳細検討
 構造解析ソフトウエアの違い
 (Simulated Annealing法) 
 (Genetic Algorism法)
 (Direct method) 杉本 邦久(理学)

3)今後期待される実験計画・対応装置など
 自動サンプル交換など改良点の紹介
 新規検出器利用の可能性
 医薬品の結晶多形分析など

対象者
  • 今まで単結晶解析の手法を使って有機化合物の結晶構造解析を行なってこられた方
  • 結晶構造解析のために粉末試料での解析を試みたことのある方
  • 構造解析のために有機化合物の結晶化を試みたことのある有機化学合成担当の方
  • 製剤研究などで結晶作成・結晶多形の問題などを理解している方 など
    なお、放射光利用の有無は問いません。
定員 50名程度
申込方法 申込ページ https://support.spring8.or.jp/training/powd040317_form.html からオンラインで申込してください。
今回は第1回(3月17日)のみの募集です。
申込締切 2004年2月27日(金)
その他
注意事項

  • 持込/測定試料には以下の制限があります
    ※ 実際に測定するものについては、測定希望提案サンプル募集後に
     研修担当より選択する場合があることを、ご承知おきください。

     - 安全、法規上問題のないもの
     - 汚染、破損、紛失しても構わないもの
     - 形状などを別途資料(http://support.spring8.or.jp/training/powd040317_sample.pdf)に記入して提出すること
     
  • 学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。

  • 参加者への連絡などは全てe-mailで行います。 参加の手続にはオンライン登録や書類のダウンロードが必要です。 インターネットに接続できる環境をご用意ください。

  • 研修会への参加は無料です。

  • 研修会参加者への旅費支給等はありません。

  • 申込者多数の場合は、当方での調整に一任願います。

  • 前日および当日に宿泊が必要な方は、SPring-8交流施設をご利用いただけます(2000円/泊)。
問合せ先

ご質問、ご要望はメールにてお願いします。

研修担当:
 (財)高輝度光科学研究センター
 コーディネーター
 植木 龍夫
 e-mail : ueki@spring8.or.jp

事務担当:
 (財)高輝度光科学研究センター
 利用支援室
 担当:辻 雅樹、竹内 やよい
 Tel:0791-58-0924 Fax:0791-58-0948
 e-mail : support@spring8.or.jp


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