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どんなことができるの?

SPring-8とは

大型放射光施設“SPring-8は国内外の産学官の研究者等に開かれた共同利用施設です。 利用者はX線を中心とした電磁波の高輝度光源である放射光を活用した分析技術(X線 回折・散乱X線吸収分光X線イメージング等)による材料評価実験を行うことができます。

ビームラインとは

加速器から放出される放射光を用いて実験を行うための設備を「ビームライン」(以下BL)と呼びます。 SPring-8には、蓄積リングと呼ばれる周長約1.5 kmの加速器に沿って50本以上のBLが設置されており、それぞれのBLは特定の実験が効果的に且つ効率よく実施できるように設計・構築されています。
BLには、「共用BL」、「理研BL」、「専用BL」といった、運営・管理者が異なる 3種類のBL が存在します。

beamline
ビームライン俯瞰写真
(写真奥・白い壁の裏側に蓄積リングがある)

共用ビームライン

現在、一般利用者が利用できる共用BLは26本(2022年5月1日現在)で各BLで実施されている材料評価実験は以下の通りです。 BL番号からSPring-8公式ウェブサイトのBL概要ページへジャンプします。

実験技術 BL番号 BL名
X線回折・散乱 BL02B1 単結晶構造解析
BL02B2 粉末結晶構造解析
BL04B2 高エネルギーX線回折
BL13XU X線回折・散乱I
BL19B2 X線回折・散乱II
BL28B2 白色X線回折
BL40B2 SAXS BM
BL40XU 高フラックス
X線分光 BL01B1 XAFS I
BL09XU HAXPES I
BL14B2 XAFS II
BL25SU 軟X線固体分光
BL27SU 軟X線光化学
BL37XU 分光分析
BL39XU 磁性材料
BL46XU HAXPES II
X線イメージング BL20XU 医学・イメージング II
BL20B2 医学・イメージング I
BL28B2 白色X線回折
BL47XU マイクロCT
蛋白質構造解析
(X 線回折)
BL41XU 生体高分子結晶解析 I
BL45XU 生体高分子結晶解析 II
高圧下構造解析 BL04B1 高温高圧
BL10XU 高圧構造物性
X線非弾性散乱 BL08W 高エネルギー非弾性散乱
BL35XU 非弾性散乱・核共鳴散乱
赤外分光 BL43IR 赤外物性